先日録画したドキュメンタリー番組をみて不覚にも泣く。
泣く要素は全く無かったのに。
ある教育者のドキュメンタリーだった。
授業を受ける子供達の楽しそうな顔、真剣な眼差し、素直な反応、凄く生き生きしていた。学ぶ事を楽しんでいた。
私はこんな顔、学校でしたことあっただろうか。
テストで良い点を取ることだけが目的だった私。それはとてもつまらないものでテストが終われば全て忘れていった。授業中はぼけっとしてなにも頭に入らずテスト期間中に全て頭に叩き込む。そしてまた忘れる。なんてもったいない過ごし方をしたのだろう。
あの子供達のように学ぶ事をもっと楽しめていたら良かったのにと思う。
それでも楽しかった授業はあって、今でも覚えている。小学二年生の時臨時の美術の授業が月に何回かあった。二人ペアで互いの顔をデッサンする。
ただ描くのではなく一つ一つ丁寧に観察するところを教えてくれた。黒目の形、黒目の奥に瞳があるよ。よくみてごらん、、
とても上手にかけて凄く嬉しかった。
最後に先生が 自分の描いた友人の似顔絵、何故だか自分に似るのだよ、不思議だけれどそうなんだよ。と言っていたことがとても印象に残っている。
娘の姿をデッサンする時今でもこの先生に教えてもらった事を意識している。
学んだ事が全て身を結ぶとは限らないけれどせっかくなら楽しく思い出に残るような経験が多いのは楽しく日々過ごす糧になるような気がする。

もう一つとても印象的なのが家庭科でさつま芋の茶巾絞りを披露した。祖母に教えてもらったレシピ。クラス中の子が次から次へと食べに来て凄く嬉しかった。美味しい物を作るとこんなに皆が喜ぶんだという事を学んだ。
そして調子に乗って、パンを焼いた日。砂糖と塩を間違えカチカチの塩辛い塊ができあがった。悔しくて泣いた。
それを父だけがこれはこれでありかもって食べてくれた。悔しくて恥ずかしかったけど救われた気になった。
今でも材料の計量をする時この時のことが毎回蘇る。だからといって特別なものができるわけではないのだけれど、ただ単に計量をするより小さな頃の私を思いながらの作業の方が楽しくっていい。
私にとって小さな時に学んだ事はこんな形で身を結んでいます。